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アルベルト・ジャコメッティ
c0060479_2048583.jpg独特のスタイルの彫刻を見に行きたいと思っていた。舞踊家:関 典子さんが「ジャコメッティー彼の眼には何が見えていたのかーその身体的検証」というコンセプトでダンスパフォーマンスをされるということで今日、行くことにした。相当な衝撃を受けたその踊りについて言葉で表現するのは本当に難しい。とても伝えきれそうにないけど、彼女のパフォーマンスについては別に書きたいなと思う。

「見えるがままに描く、この一見かんたんなことを、しかしいったい誰が本当に試みたであろうか」。
これは矢内原伊作という、ジャコメッティの作品・思想を語る上で重要な存在である日本人哲学者の言葉。二人の真の交流に焦点をあてて作品は展示されている。でも、この細い細い全身像、、これが本当に見えるがまま?と、素人の私は稚拙にも思ったりしたけど、彼の生涯通じての作品の数々に貫かれるこのスタイルに触れ、最後には彼のフィルターを通して見えたものが少し理解できたような気がした。生きるということは、不要な部分を削ぎ落とし、削ぎ落とし、そしてようやく何かが見える、、というような哲学的な思想が、時にじわりと、時に鋭く作品から放たれる。そして彫刻のみならず、彼のデッサン、油絵にも脱帽。

想像していたよりずっと興味深く、興奮気味だった私はナント2回もスタッフの方から注意をされてしまった。「ペンは使わないでください。鉛筆をお持ちします。」 「お客様、白線から前に出ないでください」。ワタシ何歳よ。。展覧会は兵庫県立美術館で10月1日まで開催中。

ジャコメッティの言葉で印象深いものを書き留めておきたい。

『そんなものはみな大したことではない。
絵画も、彫刻も、デッサンも、
文章、はたまた音楽も、そんなものはみな
それぞれ意味があっても
それ以上のものでない。
試みること、それが大切だ。
おお、何たる不思議のわざか。』
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by nh6610002 | 2006-09-03 22:04 | ntime
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