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龝吉敏子サン
日本が世界に誇るジャズピアニスト、龝吉敏子さんのソロをLeft Aloneで聞かせてもらった。半世紀前たった一人で渡米、日本のジャズの草分けとして知られている方で、格好良すぎるその生き様は龝吉さんの雰囲気、音の一粒一粒にまで散りばめられていた。演奏は75歳だなんてとても思えない、感動せずにはいられない情熱に満ちあふれていた。思っていたよりもMCで曲の紹介をいろいろと話してくださり、オリジナルの曲紹介などはとても楽しかった。ロマンチックな話、ドラマチックな話ばかりでは全然なく(笑)、ビッグバンドでヨーロッパ遠征をした時に、リハーサルをし、その後コンサートを終えると大抵のレストランは閉まっていて、みんななかなか「食」にありつけなかったこと、そんな中、ミラノで遅い時間に開いているレストランに出逢って、みんなでポモドーロ(トマト)のスパゲティをガツガツ食べた、その時のことを曲にしました、とか・・!なんだかこう、ビッグバンドを率いる者として、メンバーが空腹な状態なのが悲しく、その分みんなと一緒にガツガツ(!)食べた時の素直にホント嬉しい気持ち、みたいなものが伝わり、一緒に演奏する人たちを大切に思う龝吉さんを想像して微笑んでしまった。アンコールの曲は、2001年8月6日に広島で初披露されたという曲で、依頼されたものの悩みに悩んだあげく、「希望」をテーマにして作られた曲。この曲は、はじめのホンの少しの音を聞いただけで涙腺が緩んでしまった。演奏が素晴らしいのはもちろん、龝吉さん自身が本当に魅力的な方だったのでした。

話はちょっと飛びます。楽器の中でもピアノという楽器は、自分らしい音を出すのが難しい楽器なのではとよく思います。他の楽器は自分の体と密接!?な関係で演奏されるのに比べ、ピアノは指先だけでしか楽器に触れません。これは楽器と一体となるのに大きな差があるように思えます。それなのに、(いえ、世界の龝吉さんなのだから当然ですが)、他のダレでもない、「龝吉敏子さん」という世界が繰り広げられたのが、ただ、ただ、ただ、素晴らしかった。お会いすることができて本当に嬉しかったです。
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by nh6610002 | 2005-08-14 02:09 | ntime
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