hirobenaoko BLOG
by nh6610002
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
Ann Burton 「BLUE BURTON」
アン・バートン
(1933-1989)
c0060479_15494652.jpg





オランダ人ジャズ・ボーカリスト。彼女のアルバムの中で1番初めに出逢ったのがこの「ブルー・バートン」。1曲目に入っている「捧ぐるは愛のみ」が大好きなTさんから教えてもらった。カウンターの一番端に座って聴かせてもらったその翌日、すぐに買いに行った。

好きなボーカリストは沢山いるが、もし3人選ばなくてはいけないとしたら、
やはりアン・バートンは挙げたい。
色々なタイプのボーカリストがいる中、彼女の個性は際立っている。
アルバムを聴き終えた時には、歌を聴いたと言うよりも、
大人の女性の美しい、ちょっと気だるい、詩の朗読を聞いたような感じがする。
彼女ほど「語る」歌は、ちょっと他にない。
彼女独自の解釈と「私は、私で、これでいいのよ」という投げやりな感じさえする歌い方がたまらない。こんな味わい深い歌を背伸びをせず、さらっと、でも、しっとりと歌うことが出来る女性になれたら・・、と憧れた。

1.I can't give you anything but love 2.Go away little boy 3.He was too good to me 4.But not for me 5.It's easy to remember  6.You've changed 7.The good life 8.In the wee small hours of the morning 9.Sunny


そして Louis van Dyke Trio の演奏が素晴らしい。ルイ・バン・ダイクという人はこのアルバムで初めて知った。
1曲目の「捧ぐるは愛のみ」、今では大好きなこの曲、このアルバムを聴くまで実はあまり好きではなかった。
アン・バートンの歌も渋いが、歌の合間に入るルイ・バン・ダイクのピアノにまたしびれる。
こんな雰囲気になる曲だったんだ・・、と何度も何度も繰り返して聴いた。

このアルバムを手に入れて暫く、あまりにも気に入りすぎて「これは誰にも教えない」などと、いま思えばなんともセコイことを思ったりもした。そんなまでもなく有名なのに。
気に入った場所をちょっと人に言いたくないような、ひっそりと1人で時間を過ごす所にとっておきたいような、そんな感覚だった。

・・まぁ、その場所も有名だったりするんだけど。

それにしてもこのアルバム。1965年の録音なんて驚く。いま聞いても、まったく古さはない。
もっと古い録音の素晴らしいアルバムも数え切れないほどあるけど、
あらためて、「いいものは、いつの時代にもいいんだなぁ」と、しみじみ思う。
今も昔も、人間の基本的な感情は、何も変わっていない。
そんなことを確信するとき、ホッとする。嬉しくなる。


「Blue Burton」。どの曲もすばらしい。一番最後のSunny まで。
他のアルバムもステキだけれど、特に気に入っている彼女の1枚。
いつまでもそばに置いておきたい。



page top
[PR]
by nh6610002 | 2004-01-05 13:08 | essay
<< Ella Fitzgerald... Nara Leao 「Dez ... >>